新・群馬県総合計画(基本計画)
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10 第2章 ビジョンから基本計画へ   県は、未来の県民の幸福も考え、エネルギーや食、健康、社会的平等などさまざまな事象ごとに社会や環境、経済への影響を考えバランスの取れた成長を実現する、持続可能な社会を目指します。■新たな価値を生む自立分散型の社会■~デジタル×文化×人の価値創造軸~■■ここまでは目指す姿のうち「誰一人取り残すことなく」「幸福を実感できる」についてみてきました。次は「自立分散型の社会」です。この概念が、「誰一人取り残さず幸福を実感できる社会」を実現する鍵となる概念です。■ビジョンでは「自立分散型の社会」を2つの軸で描きました。「新たな価値を生む自立分散型社会」と「持続可能な自立分散型社会」です。まずは「新たな価値を生む自立分散型社会」から見ていきます。■変化の見通しで見たように、今後20年間はデジタル化とともに価値の源泉がデータにシフトします。そのためデジタル化は必ず取り組まなければなりません。しかし、それは入口に過ぎません。デジタル化に対応しながら群馬県が「快疎」な地域として魅力を増すためには、デジタルを地域固有の価値(文化)と結び付け、未来を妄想することで、新しい価値を生み出していく必要があるのです。「デジタル×文化×人」が、これからの群馬県の方程式です。

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