新・群馬県総合計画(基本計画)
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•古くから江戸と京都を結ぶ中山道の宿場町として栄え、近代では関東と信越をつなぐ鉄道の拠点として発展してきました。現在は、新幹線や高速道路網がさらに拡充され、交通の要衝となっています。•特に、高崎駅周辺には「高崎芸術劇場」、「高崎アリーナ」、「■メッセ群馬」をはじめとした文化・スポーツ施設などや大型商業施設が集まっており、人・物・情報が交差する、「群馬の玄関口」となっています。•日本の地方管弦楽団の草分け的存在である「群馬交響楽団」の拠点であり、近年では「高崎音楽祭」や「高崎映画祭」が開催されるなど、芸術・文化あふれる地域です。うどんをはじめ、粉もの文化が根付いており、パスタの味と魅力を競い合う「キング・オブ・パスタ」の開催など、「パスタのまち・高崎」として広く知られています。•鶴と亀が顔に描かれていることから福だるま・縁起だるまと呼ば•近代の歴史遺産として、「めがね橋」などの碓氷峠鉄道施設•上毛かるたにも詠まれている、思想家「内村鑑三」や同志社•碓氷川沿いに開けた「磯部温泉」は、温泉記号「♨」発祥の•安政2年、安中藩士の心身鍛練を目的に行われた徒歩競走は、日本のマラソンの発祥といわれており、これをモチーフにした「安政遠足」侍マラソン大会が毎年開催されています。•秋間・榛名・箕郷地域の広大な丘陵では、毎年2月下旬から3月にかけて紅白の梅が咲き誇り、「ぐんま三大梅林」として観光の名所になっています。•平地から山間地域を抱えた地域性を活かし、東日本一の生産量を誇る梅をはじめする果樹・野菜・米麦・豚・鶏などの、多種多様な農畜産物の生産が盛んです。また、高崎地域の農業の発展を支えてきた、長野堰用水は、世界かんがい施設遺産にも登録されています。•明治時代からの植林により森林資源が充実し、水源として重106 第5章 地域の土壌と施策展望   や、絹遺産である「旧新町紡績所」があります。また、「碓氷製糸」は、日本最大の製糸工場として、現在も稼働しています。地としても知られています。湖では、四季折々の花や紅葉が楽しめます。また、榛名山の南西麓には独特な奇岩に囲まれた、■■■■年以上の歴史を誇る榛名神社があります。要な役割を果たしています。れている「高崎だるま」は全国にその名が知られています。英学校を創立した教育者「新島襄」ゆかりの地です。•都市機能歴史自然豊かな自然環境•年間を通じて美しい景観と自然を満喫できる榛名山と榛名文化地域の土壌高崎・安中地域の土壌と施策展望市町村:高崎市、安中市域内人口:430.5千人 / 域内面積:735.5㎢ 群馬の玄関口貴重な歴史遺産を継承•ユネスコ「世界の記憶」に登録された「上野三碑」をはじめ、「国宝・群馬県綿貫観音山古墳出土品」、「保渡田古墳群」、「簗瀬二子塚古墳」、「観音塚古墳」、「上野国分寺跡」など、数多くの古代群馬の歴史遺産があります。地域に根ざした文化

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